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ふらのの「ひと」

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返礼品を出品されている事業者さんや富良野市にご寄附いただいた方などのインタビュー記事、ふるさと納税にまつわるイベントなどの体験記をまとめています。
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#ふるさと納税

富良野土産の新定番!?かつてない食感のクッキー「きのわ」の誕生秘話とは。

今回取材したのは、富良野市内にお店を構える、地元の方に大人気の洋菓子店 Furano Patisserie tronc ー ふらのパティスリートロンの加野 裕介(かの ゆうすけ)さん。ふるさと納税には、定番焼き菓子の「きのわ」というクッキーもなかをご出品されています。 富良野市のお隣、中富良野町出身の彼が地元 富良野で洋菓子店を開くことになった経緯には、高い計画性と行動力、そして運を引き寄せる力がありました。 米粉を使った小麦粉不使用の「きのわ」の誕生秘話にもぜひ注目してくだ

「このままだと"まち"が無くなってしまう。」自然公園 太陽の里をきっかけに富良野 山部に賑わいを

みなさんは富良野市の山部(やまべ)地区にある山部自然公園太陽の里をご存じでしょうか? 実はいま、富良野市ではこちらの園内にあるキャンプ場に関するクラウドファンディング型のふるさと納税を実施中ということで、キャンプ場の管理を行なっているNPO法人 山部まちおこしネットワーク 理事長の吉中 文也(よしなか ふみや)さんへお話を伺いました。 ご自身の吉中農園でメロンやスイートコーンなどの農作物を作るかたわら、地域活動にも精力的に取り組む吉中さんからは、山部のまちづくりに対する20年

Uターンして新たなスタート!富良野らしさを追求し、思い描いたアットホームなホステルへ

今回インタビューしたのは、富良野市街地にあるHostel TOMAR(以下、トマール)を運営するBeing株式会社の代表取締役 西川 斐子(にしかわ あやこ)さん。 今年5周年を迎えるトマールは、4月から富良野市のふるさと納税に宿泊券を出品されています。 富良野市のご出身で関東圏を中心に栄養士として働いていた彼女が、Uターンして宿泊施設を運営するに至った経緯、そしていつでもアットホームな雰囲気で迎え入れてくれるトマールや併設するKitchen EVELSA(以下、エベルサ)の

北海道以外では食べられない?!幻の富良野いちご

今回インタビューをさせていただいたのは、富良野市でいちごを作られている小野農園の小野 貴弘(おの たかひろ)さんです。小野さんはふるさと納税返礼品に、2022年12月から冷凍いちごを出品されています。 「北海道にいちごのイメージがない」という方も多いと思います。実はその通りで、国内のいちご生産量における北海道の順位は20位(2020年)。その中でも富良野いちごは、北海道外に出回ることがほとんどありません。そんな数少ない富良野いちごを、ぜひふるさと納税を活用して召し上がってみて

ゴルフ場跡地を森に還す。テレビドラマ「北の国から」の脚本家・倉本聰が興した“富良野自然塾”とは?

今回取材したのは、「五感で自然を感じる」をテーマに森林の再生活動や環境教育などに取り組む、富良野自然塾のインストラクター 中島 吾郎(なかじま ごろう)さん。 ふるさと納税返礼品には、キャンプやサウナで使える白樺のヴィヒタ・トーチ・ガンビ3点セットなどを出品されており、12月には植樹代行券を新たに出品。一体どんな返礼品なのか? 富良野自然塾とはどんな活動を行っているのか?に迫りました。 中島さんに密着したYouTube動画では、大企業に勤め順風満帆に暮らしていた彼が、尊敬する

【新商品開発に密着!Vol.1】5年越しに叶えた、富良野市産いちごを使った果肉ごろごろジャムの製造秘話とは?

こんにちは!ふるさと納税PR担当のわだふです。 今回は『ふるさと納税の新商品開発に密着!』と題しまして、富良野市が実施している地域特産品・ふるさと納税返礼品開発等支援事業を活用してふるさと納税返礼品の新商品開発を行う事業者を取材しました。 初回は星野果樹園の星野修司(ほしの しゅうじ)さん、紀枝(のりえ)さんご夫妻です。 星野さんはご自身の果樹園で採れた冷凍ブルーベリー・冷凍ハスカップをふるさと納税に出品しています。 ジャム製造ご担当の紀枝さんが新しく作るのは、富良野市産いち

創業118年の5代目牧場経営者が切り開く酪農の新しいカタチ「富良野未来開拓村」とは?

今回お話をお伺いしたのは、明治時代の北海道開拓期から118年続く藤井牧場の5代目 藤井 雄一郎(ふじい ゆういちろう)さんです。 ふるさと納税に出品されているチーズ5種の特徴はもちろん、「開拓者たれ」という経営理念のもと酪農の新たな道を切り開くことで社会貢献を目指す経営ビジョン「2030年 富良野未来開拓村」についてお話しいただきました。 初代から先陣を切って新しい取り組みを行ってきた藤井牧場のDNAは、今後の富良野市の酪農や農業、そして日本社会にまでもイノベーションをもたら

元交響楽団員夫婦が富良野でカフェを開業!その背景にあったのは「食を楽しむこと」への圧倒的熱量。

元東京交響楽団員として日本のみならず世界各国を飛び回っていたという宮本 直樹(みやもと なおき)さん、睦(むつみ)さんご夫婦。そんなお二人は今、直樹さんの出身地である富良野市でhalu CAFEという富良野の自然を存分に感じられるカフェを営んでいます。 今回はふるさと納税にも出品されている地元農産物を使った個性豊かなジャムの裏側やカフェを始められた経緯をお伺いしました。 「料理を作って自分で食べることも人に食べてもらうことも大好き」という彼らが生み出す、洗練されたお料理とゆっ

北海道の大人気土産“ドゥーブル・フロマージュ”の生みの親は、スイーツ×DXの最先端だった!?

富良野市の高台にある菓子工房 フラノデリスを営む藤田 美知男(ふじた みちお)さん。実はこの方、北海道土産として有名なチーズケーキ“ドゥーブル・フロマージュ”の生みの親なんです! ドゥーブル・フロマージュの他にもふらの牛乳を使用したふらのプリンは、富良野市のふるさと納税返礼品としても大人気。 そんなスイーツたちへのこだわりはもちろん、スイーツづくりに縛られないさまざまな経歴を持つ藤田さんの濃密な半生を覗いてみてください。 1.「終わりよければすべてよし」を体現するデザート

富良野市のワイナリーで働くまでワインを買ったことがなかった!?ふらのワインのため「知らない」を探究し続けるワケとは。

今回は今年50周年を迎えた富良野市ぶどう果樹研究所から、製造課長 高橋 克幸(たかはし かつゆき)さんのインタビューです。 前回のふらのワインぶどう祭り体験記で取り上げたふらのワインについて深掘りすべく、ふらのワインを醸造する研究所の歴史を紐解いていくと、この50年は挑戦の連続であったことが分かりました。そしてその挑戦の裏には高橋さんのストイックな探究心による取り組みがあり、これからの挑戦も支えていくことがうかがえます。 ▼前回記事はこちら 1.食事に合うワインを追い求め

環境を守るため富良野で会社経営する親子の挑戦!ペレットでラベンダーの廃棄を最小限に!?

”富良野”と聞くとやはりラベンダーを思い浮かべる方が多いと思いますが、見頃を過ぎたラベンダーの多くは、香料が残っているにもかかわらず捨てられてしまうことをご存じでしたか?富良野ではこのラベンダーをさまざまな加工品に活用しているところが多く存在します。 今回ご紹介するのはふらの香るこつぶというペレット状の芳香剤です。 ペレットとは、乾燥した木材を小さい円筒形に圧縮成形した木質燃料で、ストーブなどの燃料に利用されるものです。 このふらの香るこつぶをふるさと納税の返礼品に出品され

富士山の麓から北海道へ移住!新規就農でミニトマト農家になった夫婦

今回の記事は7月下旬に行われた女性の就農を推進する「農家のオシゴト体験会」にて、トマト農家の藏ファームさんにお伺いした際の体験記です。 山梨県出身の藏 恵一郎(くら けいいちろう)さんと静岡県出身の絵里子(えりこ)さんご夫婦が営む蔵ファームでは、約10種類のミニトマトを栽培されており、ふるさと納税にもこちらのミニトマトを出品されています。 軽トラックを富士山ナンバーにするほど富士山大好きな恵一郎さんと、そんな恵一郎さんを明るく支えるしっかり者の絵里子さんに、今回の体験会を通

ジェラート屋さんなのにカカオ豆からチョコレート作り!?素材にこだわる丁寧な店主は兵庫から富良野への移住者

夏もいよいよ本番を迎える今回は、富良野駅から徒歩3分ほどのところにあるジェラート屋さんはっぱジェラートの店主 藤川 高志(ふじかわ たかし)さんです。 2019年9月にお店をオープンされてからもうすぐ3年。ふるさと納税の返礼品には、カップ入りジェラートを中心に出品されています。 藤川さんの人となりがそのまま反映されたかのような丁寧なジェラートは、お店で日替わりでフレーバーが提供されており、何度訪れても新鮮な気持ちで楽しむことができます。 藤川さんのものづくりへのこだわりや丹念

「広大なところに住みたい!」と京都から北海道に移住したメロン農家が教えてくれる、富良野メロンの真の魅力とは?

いよいよ収穫最盛期となった富良野メロン。 今回はこの富良野メロンを作られている松本農園の松本 祥典(まつもと よしのり)さんにお話を伺いました。 松本さんは京都府のご出身で、『広大なところに住みたい!』と思い富良野市に移住、メロン農家としての道を歩み出しました。 ほがらかな空気を纏い、時折意表をついて笑わせてくれるチャーミングな一面も素敵な松本さんが語る、繊細なメロンを扱うおもしろさや独自のこだわりとは? この記事を読み終えたときには、より一層、富良野メロンを美味しくお楽しみ